pixiv春インターンシップ 参加してきました!

初めまして、Sakamocchanです。

近いあだ名の社員さんがあと二人いらっしゃるそうなので間違われないようにキャラ付けしていきたいです。

recruit.pixiv.net

今回ビジネス職向けピクシブの春のインターンシップに参加させていただいたのでブログを書きました。

 ~pixivとの出会い~

そう、君のことは2008年から知っていたんだ……

 

私はインターンの前からずっとpixivというサービスのことを知っていました。

私は当時小学生(!?)の頃、お絵かき掲示板に張り付いていました。いわゆる個人サイト全盛期ですね。

ですが2008年頃、いつもの絵板仲間に「俺ここに移動するわ」というコメントと共にURLが貼られていました。それがpixivとの出会いでした。

 

その後いろいろあり、美術大学に通うことになります。

デザインを学ぶというと、IllustratorPhotoshopを用いてポスターやパッケージデザインを描く!作る!というイメージが先行しがちなのですが、私はその中でもコミュニケーションデザインの分野に興味を持って勉強していました。(参考: https://www.tosho.co.jp/954/ https://korekara-pj.net/oioioiten/ この辺りが分かりやすいかな?)

 

なので社会人になった時に誰かの役にたつ企画を考える仕事をしたいなーと漠然と考えながらポートフォリオを作りつつWSしつつ就職活動をしている中で、インターンシップは1dayの企画系のものに業界を絞らず参加してました。とにかく楽しいサービス作りのできる場所をさまよいながら過ごしていました。

そんな時クリエイター向けの逆求人サイトでメッセージが届き、そこで”株式会社”としてのピクシブを知ることになります。

 

 ピクシブオフィスに入ったよ

オフィスに遊びに行ったのは3回目だったのですが、全体的にビタミンカラーなオフィスで一番最初に目に入ります。でもピクシブは見た目だけではなく社員さん一人一人に色がついているような感覚に近いです。

私は普段人の顔と名前が覚えられない時が多いのですが、本当に社員さん一人一人の個性が強すぎてすぐ覚えられます。あとニックネームで呼び合う文化があるので、個人的にメンターのお二人が動物の名前だったのが印象的です

 

1日目(水): ピクシブの洗礼を受ける

 

水曜日の初めは全体会議。会社のインターンで社員さんと混じってラジオ体操。ラジオ体操をインターン生と社員一同でやる企業は多分ここだけだと思います。かなりシュールです。おかげでそのあとの自己紹介もあまり緊張せず行えました。

その後お昼ごはんの時にメンターさんとお話しました。予想はしてたのですがゲームやサブカルチャーに関する造詣の深い方が多くて楽しかったです。

 

午後からは同じインターン仲間と別れて実際に机で業務に移ります。インターンシップの時は各自PCを借りて業務にうつるのですが普段かな文字入力の人間なので設定で焦りました。

 

私はクリエイター事業提案コースでの参加だったので、小学生ユーザー向けの施策案を出すという課題でした。

今あるPIXIVというサービスは小学生を取り込むための施策を行えておりません(私は当時やっていましたが)。では数年後にPIXIVを触ってくれるユーザーになるにはどうすればいいのか、という完全新規な部分を取り組ませていただきました。

 

2日目(木):データを集めた上で具体的な施策案を考える

 企画を立てる時に一番大事にしているのは自分が作っていて楽しいか、そしてそれに関わる仲間が全員面白いと思ってくれているかです。

もちろん最終的な目的はあくまで「ユーザーを楽しませること」なのですが、私はまず自分が納得できるものを考えたいというこだわりがあります。(これが後の障壁に…)

 

最初は感覚的なものから考えていきます。こういう遊びが小学生の頃好きだったな、自分が今小学生に戻れるなら何をしたいかを上げていく中で、小学生がPIXIVのサービスに触れて楽しむリアルイベントの企画をしよう!という方向に決めました。

その中で初めてpixiv SketchとVRoidを触りました。それぞれのサービスにペルソナや制作意図があり、この周辺サービスを子ども向けの施策に活かせないだろうかと色々悩みながら企画を考えていきます。

 

3日目(金):停滞

考えた施策は本当に実現可能なのか?この要素は必要なのか?とメンターさんに問われた時、良い理由が思いつかず、裏付けを取るためにデータ収集しつつも午前中に一度白紙に戻して違う案を考え始めました。これが後々に響くことになります…

 

ここで気づいたのが、企画案が実現不可能なのではと思うと、思考が停止して新案が浮かばなくなるという短所でした。あと少しでも二番煎じだと感じると案を捨てる癖があるなと改めて自覚しました。クリエイターの人は誰もが一度躓く場面だと思います。PIXIVらしい企画とは何か、PIXIVにしかできない強みは何か、他の企業も同じことをやっているのではないか…などと自信を無くしていく負のスパイラルに落ちます。

悩んでいる中、定時後に仕事場のスペースで社員さん方が私の好物を買ってきてお話しして下さった時はめちゃくちゃ嬉しかったです。

 

結果としては2日目に出した施策案だと技術的開発コストがかかりすぎるため、大枠はそのままでPIXIVのサービスを低コストで疑似体験させる方向性へ持って行くことにしました。

理想を語る前にまずは現実を。サービス提案の仕方やビジネス用語などを色々ご教授いただきました。本当に勉強になります

 

4日目(月):企画書作り

イベントの予算の収支が合わない(泣)

大学の委員会で金銭の管理をやっていても、収入と支出を考え、数年後の見えないビジョンを数値化・分析することには弱いなと痛感。

イベント内でやりたいこと、やるべきことを大きくすればするほどコストがかかるため、どう収益化していくかをひたすら考えて調整する作業が予想以上に手間取りました。

また今まで自分の意見がどれほど正しいのかを証明するために数で勝負していたきらいがあったので、スライドの中に入れるデータの調整をメンターさんに見てもらえたのは助かりました。 

5日目(火):発表 

残り時間が迫る中、企画案をもっと具体的にイメージしてもらうためにイラストを数点入れつつ原稿を考えてました。

伝えたい内容に変更点が色々あり、削ったりスライド発表数分前ギリギリまで直してました。メンターさんに「面白いと思うがその面白さがプレゼンからは伝わらない」というような話を受けていたのでアウトプットの能力がもっと欲しいと痛烈に感じました。

発表前に二回も丁寧にリハーサルしてくれたのは心強かったです(今までの人生でプレゼン資料は基本一人で作ってきたので)

 

反省とまとめ

・時間配分を考える

・自分の考えた企画を全く知らない人に伝わるように話すことを心がける

・企画や施策をビジネスとして成功させるための数字を出す

 

人を楽しませたり、幸せにすることをどうビジネス化するか。最も難しい点でありこれから社会人になった時に一番悩む課題だなと改めて思います。

楽しい企画を考え、こなすことは決して楽ではありません。打ち上げの時も社員の方が話していましたが本当にそう思います。

インターンでは普段の授業内でやる企画とは違い、企業という環境の中で新規事業を提案することの難しさを感じつつ、どう提案すれば説得力が増すのか具体的に相談に乗ってくれた社員の方々には感謝しかありません。ものすごく勉強になりました!!

 

私は今まで絵をただ描くのではなく、それを用いてコミュニケーションが取れることを最も楽しんで大切にしていたんだな、と今ここで文章を打ちながら感じています。だからpixivが自分にとって身近で今回縁があったのかなと思います。

 

最後に、インターンシップ5日間、本当にありがとうございました!